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  屋上
日時: 2014/04/09 09:24
名前: ・・

松村さんの息子は赤ん坊のころ、夜泣きがひどかった。
「狭いマンションだったから隣近所の目もあるし・・」
そんなときは仕方なくご主人を起こさないように部屋を出ると夜の街を散歩した。
「散歩といっても近くのコンビニまでなんだけれど」
しかし、近所で殺人事件が起こると深夜のコンビニ詣でも恐ろしくなってきた。
「それで考えたのが近くのマンションの屋上に行くことだったのね」
彼女のマンションは七階までしかなかったが、目当てのマンションはその倍の十四階。
都合の良いことに屋上へは扉の内鍵を回せばだれでも自由に出入りが出来た。

ある夜、やはり夜泣きが激しく、松村さんは赤ちゃんを抱いて部屋を出た。
目的のマンションに辿り着くとエレベーターで十四階まで行き、あとは階段で屋上まで上った。
深夜の屋上には人気がまったくなかった、
少し風が強かったけれど、それも泣き声が風に掻き消されるので好都合だった。

彼女は屋上の端から端までを唄ったり話しかけたりしながら行ったり来たりした。
ふとみると屋上のフェンスの根元になにかがあった。
菊の花束と煙草が供えてあった。
急に背筋がぞくぞくした。
だれかが飛び降りたに違いなかった。
周りの闇の中にさっきまでいなかったものが集まり始めているような気がした。
「もう帰りましょうね」
泣き止んで寝息を立て始めた赤ん坊に声をかけると、彼女は扉に向かった。
すると、突風が吹き、赤ん坊の帽子がフェンスまで飛ばされてしまった。
ちょうど、フェンスの真ん中に風で押し付けられるようにくっついていた帽子に手を伸ばした途端、ヒールが折れ、フェンスに倒れかかった。
すると彼女が触れている部分だけがすっぽりと外れ、深い彼方の闇へと赤ん坊の帽子を貼り付けたまま落下していった。
「くそう」
胸の赤ちゃんが呟いた。
それは野太い男の声だったという。
以来、彼女は深夜の散歩は止めた。

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Re: 屋上 ( No.1 )
日時: 2014/04/21 14:40
名前: 名無しのゴンベエ

え?どゆこと・・・?怖いんだけど・・・wwwww
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