通りすがりの独り言
|
- 日時: 2016/10/20 18:56
- 名前: ロシナンテ
- 傷ついた二人が慰め合うように身を潜めて
当たり前のように一緒にいたけど 君を好きになるほど自分のことが嫌いになって 気付けば誰も愛せなくなってた
傷を舐め合うようで傷つけあって 震える指を絡めては悲しそうに笑い合った 大事な感情は握り潰して消えてしまったんだね 「愛してる」 愛しいはずの響きさえ 僕達にとっては悲しいメロディーだった
幸せの意味がよく分からないまま誰にも内緒で 当たり前のように口づけを何度も交わしたけど 君と身を寄せ合うほど自分のことが嫌いになって 気付けば誰からも愛されなくなってた
傷を舐め合うようで傷つけあって 震える肩を抱いては悲しそうに微笑んでた 二人の心がここにないことに知らぬ振りでいたね 「さよなら」 悲しいはずの響きさえ 僕達にとっては始まりのメロディーだった
|
|